Saturday, May 19, 2007

東京学生映画祭 より広く楽しく
2007年05月20日
 大学生が制作した優れた映画を発掘しようと、関東地区の大学生が主催する「第19回東京学生映画祭」が26、27日、東京都世田谷区下北沢で開かれる。グランプリの受賞作品を多くの人に見てもらおうと今年から一般の映画館で上映したり、俳優賞を新設したりして、いままで以上に発信力を高めることを目指している。
映画祭のポスター。19回目の今回は、俳優賞など、新たな試みに挑戦する
 映画祭の企画委員会代表で、専修大学3年の松山智輝さん(21)は「技術はつたないが、商業的な面を考えなくていい分、監督のメッセージを直接伝えやすい」と学生映画の魅力を語る。
 しかし、学生映画は文化祭などで上演し、「自己満足」で終わることも多い。「もっと多くの人に見てもらいたい」「未来の映画監督を生み出したい」と、東京を中心にした学生たちが88年に始めたのがこの映画祭だ。
 企画から運営まで1年かけて準備する。資金は入場料と参加費。映画制作会社に頼った時期もあったが、「やりたいことが制約される」と、いまは学生がボランティアで活動している。
 回数を重ね、映画好きの大学生の間では知られた存在になってきた。青山真治さんや園子温さんら、かつて映画祭で活躍した映画監督も誕生した。19回目の今回は、過去最多の32団体100作品の応募があった。
 その一方、「マンネリ感」が出てきたのも事実。そこで今回、映画祭の認知度やグランプリの価値のアップを目指して採り入れたのが、一般映画館での上映や俳優賞の新設だ。
 松山さんが映画に目覚めたのは、中学3年のころ。太平洋戦争末期の特攻隊員の姿を描いた「君を忘れない」に感動したのがきっかけだ。「今の邦画は、漫画など原作があるものを実写化した作品が多い。映画祭はオリジナル作品の良さを知ってもらい、そういう作品を手がける監督や俳優が育つ場にしたい」と期待する。
 映画祭は26、27両日とも午後1時から、北沢タウンホール(世田谷区北沢2丁目)で。入場料800円。映画監督の清水崇さんらが審査員で参加する。グランプリ作品の上映会は6月に予定している。
 詳細は同映画祭のHP。

asahi.comより
 大学生にはたくさんのイメージがありそうっ。

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