Friday, March 28, 2008

急性脳梗塞(こうそく)で倒れ、このほど退院したサッカー日本代表のオシム前監督(66)の今後の処遇について、日本サッカー協会の川淵三郎会長は27日、若年層を指導、統括する新役職への就任を要請することを明らかにした。
 対象世代はユース(20歳以下)から下を想定。その世代を教える指導者の育成にも努める。今後、技術委員会がオシム氏と話し合い、具体的な仕事内容を決め、5月下旬ごろに記者会見を開く予定。
 また、オシム氏が6月の欧州選手権(オーストリア、スイス)を観戦予定であることも明らかにされた。
 川淵会長は同日、オシム氏と話し合い、「今後については協会側から提案してほしい」と伝えられたという。同会長は「考えて走るサッカーは小さいころから教えないと習慣にならない。若い世代の指導者への指導が大事。子どもたちを見てもらいたい」と話した。

asahi.com

誰に指導されても日本は弱いんでしょ?

Tuesday, March 18, 2008

去年の秋、福田首相が就任当初の所信表明演説で、「生活者」というもの言いを使っていたのを、覚えておられるだろうか。「真に生活者の視点に立った行政に発想を転換する」とかなんとか、ってやつでしたが。
 あれ? と思った。それって「野党」専属、それこそプロ市民系のお札みたいなもの言いになってたはずなのに、どうしてここでわざわざ、と、耳についたのだ。
 言葉自体は、戦前の三木清にまでさかのぼるとか。その後もそれなりの経緯はあるけれども、でも近年では「消費者」とほぼ同義。それこそ「オルタナティヴ」だの「自立」だのと合わせ技で民主党社民党共産党界隈(かいわい)、「〇〇反対」専売特許な市民運動系の皆様の辞書機能にゃ工場出荷時から登録済み。申し訳ないけれども、すでにその程度にはうさんくさいもの言いにはなっている。
 でも、実はこの「生活者」、公明党も好んで使っているのにお気づきか。最近、国会でも公明党の立ち位置はうっかりしてると野党と見分けのつかない時がままあるけれども、とりわけ、福祉や生活保護関連などでは顕著で、「弱者」「格差」などと共に質疑や答弁での定番語彙(ごい)に。もの言いだけから見れば今の連立与党、すでに野党と全く地続き。「政治は言葉だ」というのが真実なら、こりゃもう完璧(かんぺき)にどこやらの方面に急所を握られているようにしか見えなかったりする。
 ああ、そういえば福田首相ったら、「消費者庁」を新たにこさえる、なんてこともぶち上げてましたねえ。言葉に罪はないけれども、でも、「生活者」というもの言いにはこの先、ちょっくら警戒しておく方がよさげであります。(札幌国際大学教授)
産経ニュース

言葉って難しいですね

Friday, March 14, 2008

米軍基地との「共存共栄」を掲げる三沢市で、体の不自由な1人の市民が、飲酒運転とみられる米兵の車にひき逃げされていた。三沢基地所属の米兵が道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検された事件。沖縄で米兵の事件が相次いだことを受け、在日米軍の行動に厳しい視線が注がれるなか、事件は市民に知らされないまま、処理されようとしていた。
 今回のひき逃げ事故の被害者の男性(63)が12日、三沢市内で朝日新聞記者の取材に応じ、事故の様子を語った。もともと足の不自由な男性は、朝の歩行訓練中にひき逃げされた。頭から出血。搬送先の病院で数針縫うけがを負っていた。
 男性によると、散歩で歩道を歩いていたところ、コンビニエンスストアの駐車場に止まっていた車がバックしてきて接近。そのまま車の後部と接触し、男性は後頭部から地面に倒れたという。
 男性が地面をはって歩道の端に寄ったところ、車はさらに後退し、車道に出て逃走。男性は「緊張していて運転手は見えなかったが、ナンバーのYだけ見えた」と話す。
 米兵側の関係者は事故後、数回にわたって男性宅を訪問した。米兵側は当初から「車の所有者は運転していなかった。車を運転していた本人は見つかっていない」と説明していたという。
 米兵は今月10日に書類送検されたが、その数日前、米兵側から初めて示談を持ちかけられたという。男性は〈車の所有者および日米両政府に対し、裁判上、裁判外を問わず一切の異議の申し立て、請求および訴の提起はしない〉という書類にサインし、示談金を受け取った。
 男性はゆっくりとしか歩けない。事故時も歩行訓練中だったという。男性は「軽いけがだったからいいが、怖い思いをした。運転手には車から降りて来てほしかった」と話す。そして「事故がその後どうなったのか連絡も来ない。色々な問題があるのだろうが、5カ月もたってしまって、遅いね」と、米兵側の対応に不満を漏らした。(波戸健一)
■三沢市「米軍は連絡を」
 ひき逃げ事件が発生した当日、防衛省三沢防衛事務所から「米兵が関係したとみられる交通事故があった」との報告が三沢市基地渉外課に入っていた。だが、米兵の書類送検など、その後の経過報告を受けていなかったという。「三沢防衛事務所を通じ事実関係の確認を求めている」と同課。
 同市のある職員は言う。「市と米軍三沢基地は共存共栄で友好関係を築いてきた。ほんのささいな事件事故でも報告してほしいと、前市長の故鈴木重令さんが、基地の歴代司令官に口を酸っぱく言ってきた」
 だが、同課によると、今回のひき逃げ事件は防衛事務所を通じて一報があっただけ。米軍基地からの連絡は入っていないという。同課の担当者は「沖縄県の事件を見るまでもない。米軍基地からそれなりの連絡がほしかった」と語った。
 基地ゲートから少し離れたところで飲食店を営む男性(54)は「表面に出ない犯罪は多いと思う。基地がある限り、仕方ないのかもしれないが、ひき逃げのような犯罪は困る」と話す。
 三沢基地周辺町内連合会の岩本芳勝会長は今回の事件に、憤りを隠さなかった。
 「ひき逃げ事件の容疑者が米軍三沢基地の兵隊だったとは。あってはならないことだ。われわれは日々戦闘機の騒音に悩まされている。おまけに基地の内外に米兵がいて治外法権のごとく振る舞っている。当局はしっかり目を光らせてほしい」(門倉等)
■県警、なぜ公表しない?
 県警は今回、米兵を逮捕せず、ひき逃げ事件を公表しなかった。なぜなのか。
 県警交通指導課によると、ひき逃げ事件で被害者が軽傷の場合、逮捕するかどうかは「ケースバイケース」。ただ、一般論として、容疑者が米兵の場合は日米地位協定があるため、任意での取り調べにとどまることもある。逮捕は、「逃亡の恐れ」がある時などに限定されるという。
 また、容疑者の特定につながる情報を求めるため、マスコミにひき逃げ事件を公表するのが一般的だと説明するが、今回発表しなかった理由について、同課は「ノーコメント」としている。
■事件の概要
 県警などによると、事件発生は昨年10月14日午前6時ごろ。三沢市桜町2丁目のコンビニエンスストア前の歩道で、コンビニの駐車場から車が後進した際、歩道を歩いていた男性(63)と接触。男性は地面に倒れ頭に軽傷を負った。車は現場から逃走したが、基地所属を示す「Yナンバー」だったことを男性が覚えていたため、容疑の車にたどりついた。
 車を運転していた米兵は酒を飲んでいたとみられたが、三沢署は逮捕せず任意で取り調べを実施。今月10日、道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で青森地検八戸支部に書類送検していた。飲酒運転については、すぐに呼気を採取できなかったことから、県警は「立件は困難」としている。
■■三沢基地所属の米兵による事件■■06年9月 米兵(24)運転の車が対向車と衝突して逃走。対向車の女性が骨折した。道交法違反容疑で書類送検03年7月 天間林村(現・七戸町)で米兵(43)が運転する車が対向車と衝突して逃走。道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された。米兵は酒気帯び状態だった01年7月 米兵(22)を自動車盗の容疑で逮捕。発見時は飲酒運転97年3月 八戸市で飲食店従業員の女性が上等兵(39)に殴られけが。強姦致傷罪で有罪判決95年12月 三沢市内の公園で米兵(25)が猟銃を発砲。銃刀法違反容疑で現行犯逮捕

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悪いニュースばっか

Wednesday, March 05, 2008

 【ワシントン=永原伸】海賊の横行や武器・麻薬の密輸、権益をめぐる国家間の摩擦といった海洋問題について日米両国の協力のあり方を探るシンポジウム「日米シーパワーダイアローグ」(海洋政策研究財団、新アメリカ安全保障センター共催、読売新聞社後援)が5日夕(日本時間6日朝)、ワシントンで3日間の日程で始まった。

 自民党の麻生太郎・元外相は講演で、権益をめぐる摩擦などを例に「海洋の不確実性が増しつつある時代」との認識を示した上で、海洋の諸問題に適切に対処するため、太平洋の2大海洋国家(シーパワー)である日米両国は同盟関係を「再定義」し、「統合されたシーパワー」化を目指すべきだと提唱した。
 「再定義」の具体策として、旧来の軍事面などの協力に加え、海洋科学、資源開発、環境保護などの知見を共有し、民間レベルの協力も強化すべきだとした。インドやオーストラリアなども加えた多国間協力を日米で牽引(けんいん)することも訴えた。
 討論会では、マイケル・グリーン前米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長が、インド洋での海上自衛隊の給油活動が一時中断したことに言及し、「同じことが起きないようにするのは日本の責任だ」と述べ、新テロ対策特別措置法が失効する来年1月以降も活動を継続できるようにする必要性を強調した。
(2008年3月6日12時30分 読売新聞)

麻生さんはスキだなぁ