Saturday, September 15, 2007

落花生:残留農薬で中国産輸入が途絶 菓子業界などに影響
 中国産落花生の輸入が、9月から事実上止まっている。10~11月は落花生の新豆が出回る時期。日本は国内需要の約8割を中国産に頼っており、原料不足で菓子業界などに影響が出始めている。
 厚生労働省は8月28日、中国産の落花生でBHC(殺虫剤)など残留農薬の基準違反が増えたため、このままでは包括的な輸入販売禁止になる恐れがある、と中国政府に通知した。これを受け、日本に最も多く輸出している山東省の検疫局などは9月から、日本向け落花生の検査業務を停止。ピーナツバターなど一部加工品を除き、事実上日本向けの輸出を止めた。西欧や韓国には従来通り輸出している。
 全国落花生協会(東京)によると、国内で出回る落花生はむき身換算で約12万トン。輸入品が約9割を占め、その約9割が中国産だ。輸入商社などによると、落花生の在庫は約2カ月分で、それ以降も輸入が停止したままだと品薄による価格高騰は避けられないという。
 既に影響は出ており、豆菓子の大手メーカー「でん六」(山形市)は毎年11月に予定している新豆製品の販売促進キャンペーン中止を決めた。同社は「先の見通しが立たず、新たな輸入先を検討しなければならない」と深刻に受け止めている。
 包括的輸入販売禁止制度は02年に始まり、違反件数が直近60件の検査で5%を超えた場合に発動できる。過去には、中国産冷凍ホウレンソウの輸入が同制度で禁止になった。厚労省によると、農薬の基準違反の大半は最下限の一律基準(0.01ppm)違反だという。業界では「一律基準が適用される食品では、今後も同様の輸入停止が起こりうる」と警戒している。【小島正美】
毎日新聞より

 なんかやっぱり中国製は怖いなぁっ。

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