Sunday, June 10, 2007

オシム後遺症?憲剛シュートゼロ

<名古屋・川崎F>名古屋と引き分け、肩を落とす中村(右端)ら川崎Fイレブン Photo By 共同
 J1が2週間の中断を経て再開。第14節6試合が行われ、川崎Fはアウエーで勝ち点1差の名古屋と対戦した。開始13秒でPKを与えて失点してからシーソーゲームを展開し、わずかシュート7本ながら2―2のドローに持ち込み3位を死守した。ただ、日本代表のキリン杯モンテネグロ戦でイビチャ・オシム監督(66)から苦言を呈されたMF中村憲剛(26)にとってはフラストレーションがたまる試合となった。  開始13秒でDF寺田が相手FW杉本を倒し、あっさりPKで失点。前半22分にFWジュニーニョが同点にしたが、後半20分に再び失点。後手後手の展開の中、途中出場のFW鄭大世が出場2分後の後半22分に決めて追いついたが、最後まで勝ち越すことはできなかった。昨季84得点と爆発的な攻撃力を誇った川崎Fだが、この日のシュート数は4月22日の浦和戦に続き今季最低の7本。特に後半は押し気味に進めながら、決め手に欠いた。 ゲームキャプテンのMF中村は「僕も含めてチームが決めきれなかったのが一番。最後の思い切りの良さがなかったのかな。もったいない」と悔しさをあらわにした。1日のキリン杯モンテネグロ戦ではミドルシュートが大きく枠を外れた際、オシム監督から“フリーの選手にパスを出すべきだった”としっ責された。「自分の判断の質を求められている」と気を引き締め、試合ではサイドチェンジや、ドリブルで名古屋の堅い守りの打開を図った。だが「最後の詰めが甘かった」と、オシム監督の言葉が迷いにつながったかのようにシュートゼロに終わった。 不調のFW我那覇はベンチ入りできず、MFマギヌンは左内転筋肉離れで離脱。さらにFWジュニーニョは16日の柏戦は出場停止、鄭大世は北朝鮮代表として東アジア選手権予選を戦うため3試合不在と攻撃陣を欠く。5月19日の大分戦から2分け1敗と勝ちきれない上に厳しい現実が待ち受ける。「勝ち点3を取ることが大事」と中村。ゴールを決めればオシム監督も文句はないはず。もう一度ゴールへのどん欲さを取り戻すしかない。 ≪藤田、ゴンに並んだ≫名古屋MF藤田が前半1分にPKで今季初ゴール。中山(磐田)が持つ14年連続得点のJリーグ記録に並び、さらに史上4人目、MF登録では初となるリーグ通算100得点に王手をかけた。ただ、試合が引き分けに終わっただけに「正直、残念。勝ち点3を決める得点で一気に(100得点目)決めたかった」と笑みはなし。次節の首位・G大阪戦でメモリアルゴールを決める。
スポニチより
 代表もJリーグも、忙しいねぇ。

No comments: