Wednesday, April 25, 2007

マー君がプロ初黒星 乱闘劇も呼んだ

<オ・楽>9回、楽天・山崎への死球をきっかけに乱闘。田中(18)もソロリソロリと加わる
 楽天・田中将大投手(18)が25日のオリックス戦に先発したが、4回1/3を10安打5失点でKOされ、プロ初黒星を喫した。初回、オリックスのグレッグ・ラロッカ内野手(34)へ与えた死球が発端となり“報復合戦”に発展。両軍合わせて4死球、9回には乱闘にまで発展した荒れた一戦で、プロの厳しさを痛感させられた。初黒星、そして初乱闘。18歳には覚えることがたくさんある。  【楽天3-7オリックス】激しいもみ合いの輪からは、少しだけ外れていた。視線の先では死球に怒る山崎武とローズが激しく応酬。殺気立つ両軍ナインを目の前に楽天・田中は、立ち尽くした。プロ初黒星を喫した上に、初めての乱闘に“参戦”。それでも荒れた試合を冷静に振り返ってみせた。 「悪いなりにも抑えないと駄目。ランナーを出してテンポが悪くなってしまい重要なところを抑えられなかった。(乱闘は)遅かれ早かれ経験すること。それがきょうあっただけ」 発端は初回のマウンドにあった。2死からラロッカの左太腿にプロ初死球。詰め寄られて、すぐに帽子を取ったが、これが9回の乱闘劇につながった。直後の2回には吉井がウィットへの初球を頭部付近へ“ビーンボール”。京セラドームに不穏な空気が流れ始めた。7回にラロッカに左越え7号を許した2番手の松崎が8回、ラロッカの左ひじへ死球。両リーグ最多の9死球となって、まずは小競り合いの前哨戦。9回には、5回に9号ソロを打っていた山崎武に対し、カーターが初球を左肩付近へぶち当て、ゴングが鳴った。大リーグでは死球による報復は不文律。外国人の監督と投手、そして吉井も元大リーガーだ。初回の田中の死球が騒動の原因だったのは想像に難くない。 荒れた試合同様、投球も大乱調。4回1死一、三塁で大引の打球をはじき、不運な形で先制点を許した。さらにスクイズなどで3失点。5回にはラロッカから3連打を浴びた。プロ初となる2ケタ10安打を浴び5失点を許した。この日は両親が公式戦初観戦。大阪入りした23日には久しぶりに実家に1泊したが、2勝目を見せられなかった。 「よしもとDAY」と銘打たれ、オリックスの得点時には坂田利夫が大型ビジョンで「あ~りがとさ~ん」のギャグを披露した試合。「漫才じゃねえ。ふざけんな」。不快感をあらわにした野村監督は「後味の悪い試合になった。吉井のは完全に明らかに故意。ああいうのはいいのか。田中は未熟だし、仕方ない」と5位転落も怒りを倍増させた。 1つの死球が発端となって乱闘が起こり、両軍に遺恨は残った。しかし、それも野球。1つ1つの経験を積み重ね、田中が本当のプロ野球選手になっていく。

スポニチより
 色々経験しないとねぇ。

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