Monday, December 15, 2008

マンUには「ベッドのスペシャリスト」がいた-。トヨタ クラブW杯で世界一を狙うマンチェスターU(イングランド)が、15日に来日。バロンドール(世界最優秀選手賞)に輝いたMFクリスティアーノ・ロナウド(23)も、黒のクラブ公式スーツに身を包み、元気な姿で成田空港に降り立った。最大の敵となる時差ぼけ=不眠の対策も万全。クラブが契約する「睡眠コーチ」から、「全裸で寝る」など快眠への対処法を指導されており、18日の準決勝G大阪戦(横浜)に向け、万全の準備を整える。
 世界最高の男、C・ロナウドが日本に上陸した。空港の到着ロビーにファン約450人が詰めかけ、黄色い声援が飛ぶ中、表情は落ち着いていた。ポルトガル代表ユニホームを手にしたファンを見つけ、サインを一筆振る舞ったが、問いかけには応じない。9年ぶりの世界タイトル獲得へ、本気度が伝わった。
 毎年過密日程の欧州勢にとって、最大の敵となるのが「不眠」だ。05年のリバプール、06年のバルセロナは初戦の3日前に来日し、時差ぼけから実力を発揮できず、準優勝に終わった。その反省から昨年のACミランは初戦7日前に来日、睡眠導入剤を使って日本の生活になじませ、優勝した。今回のマンUは初戦3日前の到着だが、「最先端」とも呼べる時差ぼけ防止策を持っているのだ。
 クラブは今季「睡眠コーチ」として、ニック・リトルヘールズ氏とアドバイザー契約した。同氏は、98年W杯でイングランド代表に布団を提供したベッド会社「スランバーランド」の元敏腕営業マン。現在は「眠りの専門家」としてトップアスリートを指導する。
 リトルヘールズ氏は選手に、室温を25度と高く保った上で「全裸で寝ること」を強く訴えた。着衣による摩擦がなくなることで睡眠時の呼吸がスムーズになり、全身の血行が促される。加えて選手の体に応じてベッドサイズを採寸するなど事細かく「睡眠環境」の改善を助言。百戦錬磨のファーガソン監督に「眠りは人間にとって必要なメカニズム。眠りを理解すれば選手の能力は最大限に引き出せる」と言わせたほど、その効果は絶大だ。
 睡眠アドバイザー効果は、ベッドの中だけではないようだ。GKファンデルサールは「飛行機の中ではぐっすり眠れた。コンディションはとてもいい」と明かす。来日直後に初練習を行った赤い悪魔たちは元気いっぱい。肉体美を誇るC・ロナウドも、宿泊先となる横浜市内のホテルでは世界王者を夢見ながら「全裸調整」? すっきり快眠できれば、ピッチでの大暴れが約束されるはずだ。【佐藤隆志】 日刊スポーツ

睡眠て大切ですよねぇ

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