コミケから生まれた人気同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」（及川中監督）の初日舞台あいさつが10日、東京・池袋であり、主演の前田公輝さん（17）や松山愛里さん（17）、アイドルグループAKB48の小野恵令奈さん（14）ら出演者と及川監督、原作者の竜騎士07さんが登場。前田さんは「撮影後にみんなでトランプや罰ゲームで遊ぶのが楽しくて、毎日早く撮影終わらないかなあと思っていました」と思い出を語った。
　映画初出演の前田さんら出演者は、満員の観客を前にアガってしまい、言葉に詰まって観客から「がんばれ！」と声援を受ける一幕も。及川監督は、おはぎの中に針が入っている印象的なシーンになぞらえて「おはぎを投げつけないでください」と呼びかけ、笑わせていた。
　「ひぐらしのなく頃に」は、昭和58年、寒村で起こった惨劇に巻き込まれた主人公、前原圭一が、謎を解き明かすために奮闘するミステリー。原作はPC用アドベンチャーゲームで、同人ゲームとしては異例の50万本を突破。06年にアルケミストからPS2版「ひぐらしのなく頃に祭」が発売され、07年はグラフィックやエピソードを追加した「カケラ遊び」も登場。シリーズ累計20万本を超えるヒット作となっている。また、6月26日にはニンテンドーDS版も発売される予定で、アニメやマンガなど幅広いメディア展開で注目を集めている。【立山夏行】
毎日新聞

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