高校球児ら盗んだタバコ　校内で販売
　北海道広尾郡広尾町で、道立広尾高校３年の男子生徒３人らがホームセンターでたばこを盗み、校内で売りさばいていたことが分かった。北海道警広尾署は１１日までに、窃盗の疑いで４人を逮捕。生徒の中には、野球部員も含まれていた。甲子園への出場経験もある同校野球部は現在、活動自粛に追い込まれている。 　逮捕されたのは、道立広尾高校３年の１７～１８歳の男子生徒３人と、同校卒業生で帯広市の会社員池田伸宏容疑者（２４）。うち１人は野球部員で、犯行は野球部が夏の甲子園の地方予選を控えていた時期だった。　調べでは、４人は６月７日深夜、広尾町内のホームセンター「イング」に鍵を壊して侵入し、店内にあったたばこ約１９０箱やテレビなど計約１３万８０００円相当を盗んだ疑い。生徒らは「盗んだたばこは校内で定価の半値ぐらいで売り、小遣いにした」と供述しており、広尾署が詳しく調べている。　生徒３人は７月１６、２１日に逮捕された。同校は２３日に北海道高野連に事件を報告。野球部はそれ以降の対外活動を自粛している。　広尾高校野球部は、１９８４年夏の第６６回全国高等学校野球選手権大会に北北海道代表として出場。初戦となった２回戦で明徳義塾（高知）に０―６で敗れた。今年は６月３０日に行われた北北海道大会・十勝地区代表決定戦で敗退しており、大会に影響はなかった。　生徒３人は同じ中学校の出身で、以前から仲が良かったという。池田容疑者が広尾高校野球部ＯＢで、後輩にあたる同部の生徒と親交があったとみられる。　同校の塩崎学教頭は「事態を重く受け止め、生徒指導を厳しく行っていきたい。しっかり調査して再発防止に努める」と話している。また、生徒３人からたばこを購入した生徒が、校内で喫煙したかどうかについては、「目撃情報がないので、校内での喫煙はないだろう」と否定している。同校では職員も含め、敷地内は禁煙としている。

スポニチより
　喫煙するのではなく、たばこを販売ってひどいもんんだねぇ。